2005年05月14日

「率」だけ見てどうする

高卒の就職率94.1% 大卒を4年ぶり上回る

 この春の新卒者の就職率で、高卒者(3月末現在)が前年同期に比べて2ポイント増の94.1%と、同0.4ポイント増で93.5%となった大卒者(4月1日現在)を4年ぶりに上回った。厚生労働、文部科学両省が13日発表した。企業の業績回復に伴う求人増が背景にあるが、企業の都合で勤め先が変わる派遣や請負などの形での就職が増えている側面もある。


 え〜っと…この記事で「景気が回復傾向にある」っていうのはどうだろうか? とまず思った私です。これ、比較として重要な点が欠けているような気がしてならないんですよね。そう、「高卒の就職希望者」の数そのものが全く比較されていない点です。
 物凄く簡単な比較ですけど、一昨年、高卒の就職希望者が100人中50人だったとして、そのうち30人が就職できれば、就職率60%になります。が、昨年、就職希望者が100人中40人になり、就職できた人数が25人だったとすれば就職率62,5%になるわけですよね。となると、「就職率」の数字だけで言えばば、2,5%の上昇となります。が、これは景気回復の証拠というのは無理ですよね。だって、就職できた人間の数そのものは逆に減っていますし。
 勿論、この記事が私の言った通りかどうかはわかりません。だって、分母の部分は無いんですから。何だかんだで増えつづけている大学進学率、はたまた色々と取り沙汰されているフリーター、NEETなんていうことの話を鑑みれば、就職希望者というものの全体値が減っているのではなかろうか? と思えてならないのですが。




posted by まえとも at 11:31| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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