2005年05月22日

「保護」という名の「破壊」

魚類学会が「放流ガイドライン」 日本初、科学的指針

 日本魚類学会は、生物多様性の保全をめざした希少魚類の「放流ガイドライン」をまとめた。放流の是非、場所や個体の選び方、放流後のモニタリング調査、密漁防止などを規定している。絶滅した動植物の再導入については国際自然保護連合(IUCN)のガイドラインがあるが、日本では初の科学的指針だ。


 この記事で日本魚類学会が主張していることは素直に納得。考えてみれば、至極当たり前のことだよなぁ…という感じですね。むしろ、これまで、このようなものが無かったことの方がおかしいくらいなわけですし。
 私も、小学校の頃、学校だか市だかのイベントで近所の川に稚魚を放流したことがあります。なぜか鮭の稚魚を。千葉県の最南端という地理で鮭なんて見たことも無いのに、なんでこんな魚を? と疑問に思ったものでした。
 ま、その当時はそれだけの感想だったわけですけど、今考えてみれば思いっきり生態系を破壊している可能性があるわけですよね。だって、その地域にいない魚を放流しているわけですもん。ブラックバスとかと違って、鮭が他の魚を食べることはないでしょうけど、単に魚の数が増えるだけでも、消費されるエサの量とかが増えるわけですから絶対に影響はでるはずですもんね。そう考えると、「保護」と銘打った「環境破壊」を行っていたのでは? と思えてなりません。
 日本各地でそういう「放流活動」ってのは行われているわけですから、それによって「破壊」された自然って言うのも大量にあるんじゃないかな? という風に思えてなりません。

 で、まぁ、そういう活動って別に魚に限ったことじゃないんですよね。例えば、同じように各地で「植樹」って奴もいっぱい行われているわけですが、こちらにはガイドラインってあるんでしょうかね? もしも無いのであれば、こちらも早急にガイドライン作りをすべきではないでしょうか?




posted by まえとも at 05:37| クアラルンプール ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
良いことをしているつもりで実は悪いことをしている。ただ無知ゆえに気がつかないでいる。馬鹿なことを結構繰り返しているのではと思います。
Posted by のびぃ太 at 2005年05月22日 21:51
私もそう思います。
そして、そういうものは、悪意があってやっていることよりも、危険性という意味では上なのかも知れないとも思います。
Posted by まえとも at 2005年05月24日 20:38
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