2005年05月26日

交番のあり方、について

5分の1は「空き交番」 警察庁、統廃合や増員で

 警察官の不在が常態化している「空き交番」は、4月現在で全体の18・9%の1222カ所に上ることが26日、警察庁のまとめで分かった。昨年同期比で703カ所減少しており、同庁は2007年春までに空き交番「ゼロ」を目指すという。
 警察庁は昨年7月、統廃合で交番の数を減らし、勤務員を増員するなどして、3年後に空き交番を解消する計画を公表。昨年同期比で交番は54カ所減少し6455カ所、勤務員は約1500人増えて約4万6900人となった。
 交番勤務員は常時2人以上が3交代(警視庁は4交代)で勤務するのが原則。5人以下(警視庁は7人以下)だと空き交番になる可能性が高く、地域によっては警察OBが中心となった交番相談員を配置し、補完している例もある。


 お巡りさんに伝えることがあって、交番まで行ったら、お巡りさんがいなかった。これは確かに困ります。なので、常に交番に誰かがいるようにしよう、という考え方については賛成です。しかし…。

 この記事を読む限り、警察庁が「空き交番0」にするために行っている施策は2つです。1つは、警察官を増員すること。これは簡単な話で、交番勤務の警察官を増やせば、それだけ空いている時間が短くなるのは当然のことですから。ま、立場とかにもよるでしょうけど、このこと自体はそれほど問題はないと思います。
 で、問題なのはもう1つの施策である、交番の数そのものを減らす、という事。単純計算で、これまで3つあった交番を2つにすれば、警察官の数はそのままで1つの交番に勤務する人を1,5倍に増やせます。確かに、これも「空き交番」はなくせるでしょう。

 けど、交番の数そのものを減らすというのは、デメリットも多くなかろうか? と思えてならないんですよね。
 まず、交番の数が減れば、1つの交番で担当する地域が広がるってことですよね? パトロールであるとかの範囲が広がってしまうわけですから、果たして木目細かい巡回ができるかどうか…。
 さらに、我々、一般人の側から考えれば、数が減るということは、それだけ交番が遠くなる、ということ。今だと、不在でも、交番から警察署などへ通報するシステムが設置されているわけで、「空き交番」であってもそれなりの意味はあるわけですけが、交番そのものがなくなったら、そういうものも消えてしまうわけですよね。果たしてそれで良いのかどうか…。

 理想としては、今のままの数を維持して(場合によってはもっと多くの場所に交番を設置して)、そこに24時間、警察官が駐在している状態を作ることでしょう。しかし、それは現状では不可能な状況にあるわけです。その際、「24時間、常に警察官がいるけれども、数が少なくて遠くにある交番」のが良いのか、それとも「不在の場合もあるけど、身近な場所にたくさん交番がある」状態が良いのかを考えることも必要なのではないかと思いますが。




posted by まえとも at 12:03| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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