2005年06月27日

重大性って何だろう?

 先週、15歳の少年による事件が2つ相次いだわけで、世の中のコメンテーターさん、(マスコミ御用達の)心理学者さんがいっぱい出てきたわけですが、こういう少年事件になると必ず出る言葉があります。「事件の重大性が認識できていないようだ」という言葉。ふと思ったのですが、この「重大性」って何でしょう?
 例えば、例の両親殺害の事件に関しては、今朝の朝日新聞に以下のような文章が載っています。
 逮捕後、長男は涙を見せていないと言う。捜査幹部は「両親を手にかけたという事実、罪の重大性をまだ認識できないでいるようだ」と話す。

 この捜査幹部は、何を持って「重大性を認識していないか」というと、涙を見せていない、っていうことになりますよね。しかし、「涙を見せた=重大性を認識」と短絡的に考えるのもどうかと。あんまり重大過ぎて涙も出ないほど呆然としている、なんて可能性もあるわけですし。まぁ、涙を見せて謝罪の言葉を連発する、っていうのは「反省しているかどうか」が量刑に大きく関わる日本において「減刑のための重要な手段」とも言えます。減刑のための手段を使う、ということは、罪の重大性を理解している、とは言えますが、それが果たして良いことかどうか…。
 更に言うと、犯罪の後、犯人が何かをやっていた…なんていう場合、「事件の後も平然と○○するなんて、なんて酷い奴」くらいに扱われるのですが、私はそれも違う気がするんですよね。例えば、テストの前に妙に部屋の掃除をしたくなったりする、なんてことありません? これって、勉強という重大な事実を目の前にして、それに耐えられないから他の事をして気をそらしている、とも言えるわけですよね。同様に、何か事件を起こした後に娯楽施設に言ったとかっていうのも、重大性に気づいたからこそ目をそらそうとしてそういう行為に走った…なんて言う風にも思えるんです。重大性を認識してどういう行動に出るか、なんて人それぞれだと思うのですが。
 私は、基本的に犯罪の量刑に、犯人が重大性を認識しているかどうか、犯人が反省しているかどうか、なんてものを加えるべきじゃないと思っています。そんなものは、誰にも測れませんからね。演技力と感情論で決まるなんていうのはおかしな話ですからね。純粋に、「何をしたのか」によって決められるべきじゃないか、と思っているのですが。




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2005年06月23日

どこまで信頼できるやら…

父親に恨みか、周囲に殺意ほのめかす 管理人夫婦殺害

 東京都板橋区の建設会社の社員寮で、管理人の父(44)と母(42)を殺害した疑いで警視庁に逮捕された高校1年の長男(15)が、調べに「寮の仕事で父にこき使われ、(事件前日の)19日には『お前はおれより頭が悪い』と頭を押さえつけられてののしられた」と供述していることが分かった。高校入学直後には周囲に殺害の意図を漏らしており、父親に対する恨みを募らせていたとみて調べている。


 何か、以前から「親を殺したい」と述べていた…っていう風にかかれているんですが、あくまでも私の考えなのですが、そんなものは大して重視すべきことじゃないと思えてならないんですよね。
 20歳になる直前に、私は友人と冗談半分で「犯罪をやるんだったら今のうちだよな」なんて会話をしたことあります。 勿論、犯罪を犯そう、なんて本気で思ってはいないですよ。あくまでも冗談半分です。ただ、もし何かの事件を起こしてしまっていたら、そういうのが真面目に語ったように取り上げられる可能性は十分にあると思います。同級生とかが、「そう言っていた」とはあるものの、仮に当時は冗談半分で言っていたとしても、実際にマスコミにマイクを向けられて「殺してやりたい、と言ってたんですよね?」などと聞かれたらそれを伝えられるでしょうか? まして、マスコミは「自分の伝えたいように」編集をするわけでもありますし。

逮捕の長男 無差別殺人ゲーム好きだった

 相変らず、こういうくだらないところばかりクローズアップしますか…。まぁ、とりあえず、ゲーム云々の部分は置いといて…。

「長男が「技術」の授業が得意だったことも」「パソコン好き」「人に流されなさそう」


 なんて部分があると、何か、ネットで爆弾を作ったように見えるんですけど、私に言わせると、彼が工学的知識を持っているのは当たり前のことであり、そういうのに興味がなかったとしたら、そちらの方がおかしいんじゃないの? と思えてならないんですよね。
 だって、この記事では書かれていないのですが、この犯人の少年、工業高校に通っていたわけですよ。まぁ、現代だと、工業高校って、あんまり人気が無くて、普通科高校の下請けみたいな印象があるんですけど、工業高校って、まさに工学とかを教えるところだし、本来はそういうものに興味がある人が行くべき学校なんですよ。そう考えた場合、工学知識があり、工学に興味があるのは全くおかしくないし、むしろ、工業高校というものの存在意義を考えた場合ならば、そうであるべきだと思うのですが。

 最後にもう1つ。小学校時代の文集とか、そういうのを出して、ど〜のこ〜の言ってる心理学者って連中がいつも通りに出ていますけど、これもなんだかなぁ…って感じですね。
 「作文っていうのは、彼らの心が素直に出る」なんて言ってますけど、それはその学者、無知過ぎだと思いますよ。小学校高学年にもなれば、文集の作文で何を求められているかっていうのは理解して、それに沿った内容を書くようになるんですよね。勿論、ある程度は家庭環境だとか、心理状況は出すでしょうけど、全体的なトーンだとかそういうのってそれほど信頼できるものだとは思えないんですよね。
 以上、小学校の卒業文集の作文「将来の夢」を書いたら、筋肉馬鹿の担任に「お前ら夢無さ過ぎ。全員書きなおし」などといわれた過去を持つまえともの意見でした。




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2005年06月13日

むしろ、中学時代が気になる

爆発事件の生徒、中学時代は会話も

 山口県光市の県立光高(弘中幸雄校長)で起きた3年男子生徒(18)による爆発物投げ込み事件で、無口で級友とほとんど会話がなかった生徒が中学時代は部活動にも所属し、友人と遊んだり、笑顔で会話したりしていたことが、同級生らの話で13日分かった。


 この記事、一体何なの? 書いた記者の頭の中を疑いたくなるね、本当。
 級友とほとんど会話が無かった事件の犯人の少年が、部活に所属して、友人と遊んだり会話をしたりしていた…それが一体どうした?
 まず最初に言えることは、中学、高校と生徒も教師も環境も全く変わるわけだから、人間関係が変わらないほうがおかしい、ってこと。まぁ、小学校から中学校だと、地域で割り当てられているだけ、ってことも多いから人間関係がそんなに変化しないことも多いだろうけど、受験だとかが間に入る中学から高校に関しては、人間関係が大きく変化するのは当然なんですよね。それを前提としましょう。
 続いて「部活動にも所属し」って部分。これはさ…「部活動に所属しない自由」があった学校かどうかがまず大きな問題ですよね。正直なところ、山口県光市っていう地名はまったくと言って良いほどイメージが沸かないんだけれども、平成12年のデータによれば人口が約5万5千人。近年は、人口が減少傾向にあった、ということを考えると、私の実家の街をもう少し大規模にしたくらいかな、という印象なんですよね。まぁ、そんな街であっても地域差もあるだろうから、一概には言えないだろうけど、そのくらいの場所の中学校なんかだと、お題目として「部活動所属は強制しない」と言っていても、実質的には「強制入部システム」が出来上がっている場所って多いんですよね。「運動は得意ではなかったが、仲の良い部員がいて最後まで続けた」とあるわけですが、私も柔道部員でしたよ。運動は台の苦手だし、仲の良い部員もいた。でも、そんなことが「部活を続けた理由」じゃないもん。単に「やめさせてもらえない」から、仕方なく続けただけだもん。「仲の良い友達がいたから」「部活を続けた」んじゃなくて、「強制入部でやりたくないから」せめて「仲の良い友達がいた」部活に入った可能性だって十分に考えられると思うんですけどね。
 「友人と遊んだり、笑顔で会話したりしていたことが、同級生らの話で13日分かった。」とのことだけれども、言いかえればそれすらなかったと言うのは、相当に追い詰められていた、ってことじゃないんですか? 仮にいじめにあっていたとしても、友達の1人や2人いるだろうし、笑顔やら何やらを見せることだってあるに決まっている。そんなことを強調されてもねぇ…。
 そして、記事の後半、中学時代の同級生がいかにも友人であるかのように書かれているんだけれども、これも私は違和感を持ちました。っていうのは、高校に入って、新しい環境に馴染めなかった場合、違うクラスといえども中学の時の知り合いがいたのなら、その知り合いと多少なりともコミュニケーションを取ると思うんですよね。もちろん、その知り合いを介して新たな友人ができる、なんてこともあるでしょう。ところが、この記事を見ると、1年間、殆ど音信不通の状態という感じに見える。ということは、何が言えるかと言うと、この同級生とはそんなに親しくなかった、場合によっては、(犯人が)嫌っていた可能性さえあると思うんですよね。話しかければ返したのも、嫌々ながら…という可能性も考えられます。

 この記事の論調では、中学時代は普通の少年だったのが、高校に入って一変した、といいたげです。でも、私の感覚とすれば、高校でも何らかの問題はあったんでしょうが、少なくとも中学時代に下地はできあがっていたのではなかろうか、と思えてならないのですが。
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2005年06月10日

なぜ言い切れる?

逮捕の生徒、初めての遅刻 光高校の教室爆発事件

 山口県立光高校で教室に男子生徒(18)が火薬入りの瓶を投げ込み爆発させた事件で、同校は10日午後に記者会見、生徒は入学以来これまで一度も欠席や遅刻、早退はなく、同日初めて授業前のホームルームの時間に遅刻していたことを明らかにした。
 同校によると、担任は「男子生徒がいじめを受けた状況はない」と説明。県教委も「男子生徒のトラブルの報告はなかった」としている。
 山口県警のまとめで、けが人のうち、入院した生徒は男子9人、女子5人の計14人となった。負傷した生徒は男子が25人、女子32人の計57人で、男子1人は薬指を骨折する重傷。ほかの生徒は軽傷だが、精神的ショックや難聴などの症状があるという。


 この事件を元に、またどっかのコメンテーター様が「現実と空想の区別が…」という妄言をしてくれることが予想されるのですが、まぁ、それは置いておきましょう。この記事を見て、ちょっと気になった点を一つ。
同校によると、担任は「男子生徒がいじめを受けた状況はない」と説明。

 状況を考えてみましょう。まず、事件が起きたのは今日です。事件が起きたのは3時間目。時間割がどんなものか知りませんけど、まぁ、午前10時〜11時くらい…でしょうかね。で、学校が会見をしたのが午後。半日も経っていないわけですよね。何をもって「いじめはなかった」と言い切ったのでしょうか? 私には理解できません。
 まず、仮にいじめがあったとして、事件前に把握していたことは無いと見て間違い無いはずです(把握していたとしても、無かったことにしたはずです)。少なくとも、学校側が何らかのことをしていたのであれば、事件が起きていたとは思えませんし、また、犯人の少年も何らかの言及をしているはずですしね。
 では、事件後に調査をしているか…と言う点に関しても疑問が残ります。「手製爆弾」が炸裂したわけですから、教室にいた生徒・教師などから話を聞く暇は殆どありません。また、あったとしてもちょっと聞いた程度で判明するか…と言われれば甚だ疑問です。少なくとも、生徒から詳しく話しを聞いて、それをじっくりと検証するだけの時間はありません。
 結局、何を持って「いじめはなかった」と言い切ったのでしょう? これを見る限り、「無遅刻・無欠席だった」「トラブルの報告は無い」というだけなんですよね。しかし…これがどの程度の裏づけになるでしょう? 「トラブルの報告」なんて言うのは、本当にいじめにあっていたら普通、言い出せないものです(本人は怖がって言い出せないでしょうし、いじめの張本人が言うとも思えません。第三者だって、それで自分が標的にされる可能性がある限りは言いにくいものです)。私は普段から「濃密な人間関係は良い方向に向かえばとことん良くなるけど、こじれるととことん悪くなる」という主張をしているのですが、学校のいじめなどはその典型だと考えています。「無遅刻・無欠席」だって、家庭環境だとかに大きく依存しますし、それをもって「なかった証拠」とすることはできません。結局、早めの会見で「自分達に非は無い」といっているだけなんですよね。
 勿論、本当にいじめがあったのかどうかは知りません。ただ、客観的に見て、「ロクに調査もしない」状況で、「いじめはなかった」などと言い切ってしまう学校の対処は批判したいと考えます。




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2005年05月31日

お上の対応に注目

NHK今度は集金スタッフが下着ドロ…相次ぐ現場不祥事

 NHK静岡放送局の男性営業地域スタッフ(59)が、静岡県函南(かんなみ)町で主婦(26)の下着を盗み、窃盗の現行犯で静岡県警三島署に逮捕されていたことが30日、分かった。受信料の集金に訪れた家のベランダから盗んでいた。NHKは一連の不祥事で、受信料不払いが74万件超と苦しい状況が続いているが、またも“現場”での不祥事が発生し、関係者はため息をつくばかりだ。


「購読しろ」押し売り2時間=朝日新聞販売店員を逮捕−千葉

 新聞購読契約を2時間以上しつこく迫ったとして、千葉県警生活経済課と千葉西署は30日、特定商取引法違反(禁止行為)容疑で、千葉市花見川区幕張町、朝日新聞販売店員鈴木淳容疑者(32)を逮捕した。容疑を認めているという。
 調べによると、鈴木容疑者は5月3日午後8時50分から11時ごろまで、県職員の男性(35)の住むアパートの玄関先で、同新聞を購読するよう強引に契約を迫った疑い。
 男性が「新聞はいいです(要らないです)」と断ると、「ありがとうございます」と応じて揚げ足を取り、「ごみになる」と言うと「ごみとは何だ」と怒鳴っていた。
 契約しなかったのに翌朝、新聞が配達され、男性が交番に相談した。
 

上の記事は、今朝のワイドショー(ニュース?)番組でやっていたのて見つけた記事。下の記事は、昨日、Yahooを見ていて見つけた記事。どちらも、マスコミの下部組織で起きた事件と言って良いと思います。これを見て、上がどう対処するかに注目したいですね。
 まぁ、NHKの方はテレビ(ラジオ)なので、その場を見逃してしまえばあとはわからないのですが、少なくとも上の記事を見る限りは「NHKという組織の問題」として扱っているように感じます。また、時間はわかりませんが、ちゃんと放送に載せて謝罪したことも評価して良いでしょう。
 一方、朝日新聞の方は、こちらのようにWEBに載せ、本紙の方にも同じ内容が載っています。しかし…社会面の片隅にベタ記事で載っているだけなんですよね。本紙だけの人は、本当に隅々まで目を通さないと気づかないでしょうね。そして、会社のコメントも「取引先である販売所の従業員」と言うように、あくまでも「別個の組織」をアピールしているわけです。現実には、片務的な契約によって実質的に本社がコントロールできる状況にある。そして、新聞社からのノルマという辺りで、個人的な性癖の問題と言えるNHKの下着泥棒とは全く別の組織的問題も見えてくるにも関わらず。
 勿論、私はNHKの方は自分で確認しておらず、記事の抜粋部分だけでの判断なので不公平という指摘はその通りです。ただ、それを鑑みても両者の対応は大違いだと思うのは、私だけでしょうか?




posted by まえとも at 06:48| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 事件記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月30日

自殺を止めた…とは言うけれど

職質の車、集団自殺直前だった…未然に阻止

 29日午前2時ごろ、秋田県大館市白沢の国道で、パトロール中の大館署員が、不審な乗用車を発見、職務質問したところ、運転していた宮城県石巻市のアルバイト店員の男(24)が、同乗していた北海道室蘭市の高校1年の女子生徒(15)と、練炭を使い自殺するため長野県に向かう途中と判明。


 とりあえず「死ななくて良かったなぁ」という想いがある一方で、本当にこれで良かったのかな? という疑問を抱かざるを得ないんですよね。
 ま、「命は大事に」ってのは間違い無いことなのですが、これで「逮捕してしまった」ということは、逮捕された男性の側は「前科者」という形になってしまったわけで、今後、更なる困難が待っているのは間違い無い。一方の、女子生徒の方もとりあえず、この記事が書かれた段階ではこう言っているものの、実際に帰ってくれば周りの人間の偏見とかそういうものにもさらされるはずなんですよね。そうすると、更に追い詰められてしまうのは間違い無いところ。「命が助かって良かったね」というのは簡単ですけど、果たして本当にそれで良いのかどうか…。
 なら「そんなことするな」っていうのは簡単ですけど、少なくとも自殺しようとする段階では周りは一切見せない状況に追い込まれているはずなんですよね。まず「命を助ける」ということは大事だとしても、それで終ってしまったのでは、結局、問題を先延ばしにしてしまっているだけなのではなかろうか? と思えてならないのですが…。
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2005年05月15日

映倫、ソフ倫、ビデ倫

アダルトゲーム千点押収 少女監禁事件の小林容疑者宅

 警視庁に監禁の疑いで逮捕された小林泰剛容疑者(24)の札幌市中央区の自宅から、アダルトゲームソフト約1000点が押収されていたことがわかった。警視庁の捜索で鎖やセーラー服なども見つかったという。
 捜査1課の調べでは、押収されたゲームソフトは女性に暴行をふるったり、監禁したりする内容が多い。うつ病と神経症に関する本なども見つかったという。
 小林容疑者は03年8月に札幌地裁で傷害などの罪で有罪判決を受けた事件でも、アダルトゲームに興じる中で、女性を意のままに操って自己満足を得ることを企てた、と指摘されていた。


 何か、記事の最後の文章に関してはいつものことなので「阿呆くさ…」としか思えないんですけれども、こういう事件で「ゲームの悪影響でしょう」とか言い出すことについて、別の意図を想像してしまうんですよね。ま、確証も何も無い、ただの私の想像ですが。
 このゲームにしてもそうだし、歴史を見ればその前には、アダルトビデオであるとか、はたまた映画であるとかと、みんな悪影響論が取り沙汰されてきたわけですよね。
 ところが、考えてみれば、今回のアダルトゲーム辺りも、(同人ゲームみたいなものは別として)多くはチェック機関が検閲して「お墨付き」を与えているんですよね。アダルトゲームならば、コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)のお墨付き(?)シールが貼られています。勿論、ビデオであればビデ倫、映画であれば映倫のものがね。何か事件が起きると、まず叩かれるのが作っているメーカーと販売している店になるわけですが、メーカーとしてみればお墨付きを貰ったわけですし、販売店も「OKですよ」と言われたから売っている部分があるわけで、全くチェックとして機能していないチェック機構もまた本来は批判されるべきではないだろうか? と思うわけです。
 で、あまり私も詳しくは無いのですが、よく言われるのが、ビデ倫とかっていうのは、警察OBなどの天下り先で、そういう人達がチェックという名のもの上映されるのをぱっと見て「はい合格」とかやっているという話。これが本当だかどうだかは知りません。
 ただ、これが本当だとすれば、警察だとかが「○○の悪影響」なんていうのは、別の意図が大きいんじゃなかろうか? と考えられるんですよね。つまり、今回なら「アダルトゲームは悪ですよ〜」と宣伝することで、世間の「良識ある」大人の皆さんは、「規制しろ」っていう方向になる。そうすると、当然、チェック機構だとかが権限を大きくなることを期待する。権限を大きく、ということは、それだけ人員だとかも大きくなるわけだから、警察OBなどの天下り先としても大きなものにできる…と。今、官僚の天下りっていうのは、マスコミ辺りが何はともあれ叩いておこうっていう空気が強いですよね。ところが、ゲームとかの新メディア叩きに関しては、マスコミの側に取っても共通の敵なので応援してくれる。ということは、警察だとかの「ゲームの悪影響だろう」みたいなコメントは、堂々と天下りできる場所を確保するための戦略で、犯罪防止とかとは全く別物ではなかろうか? などと思えて仕方がありません。
 とはいえ、殆ど想像だけで書いた文章ですから実際はどうだかわかりませんけどね。




posted by まえとも at 11:08| クアラルンプール ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 事件記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月13日

「キーワード」

キーワードはチャット 
 「小林華澄」「御門」「スコール」。
 18歳の少女を首輪でつなぎ、3ヶ月にわたって東京都内のホテルや自宅に監禁したなどとして、11日に警視庁に監禁の疑いで逮捕された札幌市中央区、小林泰剛容疑者(24)は、インターネットのチャットに参加していた。そこでは、女性の名前を含む三つの名を使い分けていた。


 とりあえず、朝日新聞37面の記事の冒頭部分。サイトの方に記事が載ったら、リンクしておこうかと思っています。
 さて、この事件に限らず何か事件・事故が起きると必ず「キーワード」が作られて、それに対する追求(バッシングなど)が起こります。しかしねぇ…、どうもそれに拘り過ぎて、おかしくなっていないだろうか? と思う部分が多くあるんですよね。
 例えば、この記事を見ていると、小林容疑者はチャットでいわゆる「ネカマ」をやって少女に接近し、暴行・監禁に及んだ、と書かれています。そして、昨年6月の長崎県佐世保市の同級生殺害事件も「ネットが一因と言われている」なんて感じで話が進んでいます。
 ところが、です。この小林容疑者の場合、今回の事件では「たまたま」チャットを利用していただけ、と考えるべきだと思うんですよね。現に以前、事件を起こしたときは同棲していた女性を利用して監禁した、なんて言うのが既にニュースであるとかで流れています。となれば、「チャット」はキーワードとは言えないでしょう。
 大体、「ネカマをやると、女性が警戒心を抱きにくい」なんて記事にあるんですけど、相当な技術が必要ですよ、それ。私なんて、全く女性の気持ちだとか理解できませんもん(笑) 私なんかがネカマやれば一発でバレると思うんですよね。明らかに女性離れしていて(笑) いや、男性の気持ちはわかるつもりなんで、男性を騙すことは出来ると思うけど(笑) 結局、ネカマをやるにしても女性の気持ちを理解する(想像する)とかが必要です。そう考えると、ネカマで出来るってことは、実際に面識があった場合なども、その行動はできてしまっていたのではなかろうか? と私は想像するわけです。少なくとも、チャットでネカマをやれば誰でも出来ること、では無いと思います。
 「キーワード」なんて言葉で括るということは、それを全ての原因だ、とスケープゴートにする、ってことなんですよね。そんなことをしたところで、ただのいたちごっこで何の解決にもならないと思うのですが…。丁度、法律を作れば、新たな方法で詐欺やら何やらをする連中がいるのと同じように…。

 ところで、この小林容疑者が名乗った名前…元ネタっぽいものを全部想像できてしまう自分が嫌なんですけど…(苦笑)




posted by まえとも at 06:13| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 事件記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本当に増えた?

子供の性被害:昨年1年間で2600件 10年前の7割増−−毎日新聞全国調査

 中学生以下の子供が被害に遭った強姦(ごうかん)・強制わいせつ事件(未遂を含む)が、警察に届け出があっただけで昨年1年間で2600件を超えることが、毎日新聞の都道府県警への調査で分かった。警察庁の10年前(94年)の統計(1530件)より7割増えた。事件の増加とともに、「泣き寝入り」しないという被害者側の意識の変化で届け出が増えた側面も指摘されるが、実際の被害件数はさらに多いとみられる。(社会面に連載「魂の殺人 狙われる子供の性」)


 昨日、少女を監禁していた、なんて事件が発覚して大騒ぎになってみたりしているわけなんですけど、この記事を見てまず思ったのが、「本当に増えたのだろうか?」という点です。過去の日記で、何度も書いているんですけど、「幼児虐待の増加」は最近の親が凶暴になった…わけではなくて、これまで民事不介入だの何だので、事件扱いされていなかったものが、方針の変更でどんどん認知・検挙を行うためになった、というのが一番多いわけなんですよね。同じ事は、こちらでも言えると思うんです。
 まぁ、強姦だの強制猥褻だのというのは、昔から駈けこめば犯罪にはなったと思うんですが、それでも言い出しにくい環境があったわけですよね。例えば、「男を誘うような格好をしていたのが悪い」だの、何だの…。まして、最近、(少なくとも報道の上では)増えている教師によるものなんかは、「学校の先生は絶対」みたいな世間の意識が背景にあったこともあるでしょうし。そう考えると、現在は大分言い出しやすくなったはずで、それに伴って検挙数が増えるのは全く問題無いと思います。
 逆にいえば、これまでひたすら隠れていたものがあったとも言えるわけで、この増加は、それが炙り出されている最中ではないかと考えるんですよね。むしろ、良くなっている証拠ではないかろうか…などと考えてしまう私です。




posted by まえとも at 00:58| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 事件記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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